ドラマ・私たちはどうかしている。

サスペンス色というか昼ドラのドロドロ色といかミステリー色というか…。

とにかく面白い展開になるのは間違いなさそうなドラマです。

そのドラマのフラグになってるのがおかみの「わらべうた」。

今回は、ドラマ「私たちはどうかしてる」のわらべうたの歌詞をまとめながら、その意味を考察していきます。

私たちはどうかしている|おかみの「わらべうた」の歌詞

それでは早速、ドラマ「私たちはどうかしている」のおかみの「わらべうた」の歌詞を記載していきます。

日テレ公式YouTubeでは「おかみのわらべうた」として動画も配信しています。

ドラマから離れて改めて見ても不気味さも怖さも変わらないのも凄いです(笑)

おかみのわらべうたは、第1話では「かごめかごめ」、第2話では「通りゃんせ」を歌っていましたね。

「かごめかごめ」も「通りゃんせ」も有名な童謡ですから、ご存知の方も多いでしょう。

おかみが歌う「かごめかごめ」は「かごめかごめ、かごのなかのとりは、い…」で止まっています。

「いついつでや~る、夜明けの晩に、つるとかめがすべった~、後ろの正面だ~れ」という歌詞です。

歌っ第2話の「通りゃんせ」は歌詞は、

通りゃんせ、通りゃんせ。ここはどこの細道じゃ。天神さまの細道じゃ。ちょっと通してくだしゃんせ。御用のないもの通しゃせぬ。この子の七つのお祝いにお札を納めに参ります。行きはよいよい、帰りはこわい。こわいながらも通りゃんせ、通りゃんせ」という歌詞です。

日テレ公式YouTubeのおかみのわらべうたでも歌詞付きで配信されています。

私たちはどうかしている|おかみの「わらべうた」の意味とは?

高月今日子

ドラマ「私たちはどうかしている」のおかみの「わらべうた」の意味を考察していきます。

第1話の「かごめかごめ」は、七桜が光月庵に来たことを暗示していると思います。

籠が光月庵で籠の中の鳥が七桜ですね。

さらに「籠の中の鳥はいついつでやる」と歌詞が続くのですが、考えられるパターンとしては1つにはすでに籠の中にはもう1人の主人公である椿がいて、「いついつでやる」で七桜と椿がいつ出会うのかとというパターン。

これは椿を溺愛し、七桜を邪魔にしか思っていないおかみらしくないので違うかな?と思います。

「でやる」の解釈が様々あって「出会う」「出ていく」「出ていける」「出来る」「出る」の全てを疑問形にした解釈になっています。

「いついつ」は「何時何時」なので「いつ出会う?」「いつ出ていく?」等になりますね。

おかみが歌うとなると、籠の中には七桜しかおらず「いつ出ていくのか?」と迫っているのではないかと思います。

早く出ていけ!の心の声ですね。

第2話の「通りゃんせ」は、まさに白藤屋に菓子を届けに行く時は「いきはよいよい」になりますし、おかみの細工で台無しにされた菓子を見てパニックを起こした七桜にしてみれば「帰りはこわい」以外の何ものでもないですね。

おかみのわらべうたは、おかみが望む未来やこうなればいいという願望を怨念とともに視聴者に伝えていると思って見るとまた面白いと思います!

おかみの「わらべうた」に事件の真相も?

おかみのわらべうたは現在の七桜に対しての感情だけではなく、事件の真相にも関わってきているのかもしれないです。

「かごめかごめ」は、15年前に起きた殺人事件の犯人とされた七桜の母親が籠の中の鳥なのか、殺された椿の父の樹が籠の中の鳥だったのか…。

いかようにも解釈を広げることが出来そうです。

殺された樹が七桜の母親に惹かれたのと同じように七桜に惹かれて籠の鳥になってしまう椿を暗示していると考えるのも面白いですね。

そう考えると「通りゃんせ」は事件の真相を探りにきた七桜が真相に近づくことは「行きはよいよい」ですが、近づくにつれ「帰りはこわい」になっていくのでしょうか?

おかみが歌っているわらべうたの意味の他に事件の真相も暗示している「裏解釈」も込められているのかもしれないです。

おかみの「わらべうた」は原作マンガにはある?

高月椿

ところで、おかみの「わたべうた」は原作マンガでにもあるんでしょうか?

原作漫画では、おかみの高月今日子も七桜に嫌がらせをしていきますが、ドラマではやはり観月ありさの演技がいいですね!

初の悪役とは思えないくらい不気味でしたたかな感じが出ています。

ですが!

おかみのわらべうたはドラマのおかみのキャラを際立たせるために追加された描写のようで原作漫画ではおかみは歌を歌いません。

個人的にはおかみのわらべうたのシーンだけ横溝正史の世界ですもん(笑)

演出の妙が光るシーンだと思います。

おかみがただの意地悪ではなく、憎悪プラス情念のようなものが感じられるのはわらべうた効果もあると思います!

蝶々もそのうち死体を埋め尽くすのではないかと気が気じゃないです(笑)

今回は、私たちはどうかしているのおかみの「わらべうた」の歌詞をまとめて、その意味を考察していきました。今の籠の鳥は誰なのか、そして15年前の籠の鳥は誰だったのか。最終回が楽しみしかありませんね!