野球の国際大会には「プレミア12」と「WBC」があります。

同じ野球の世界大会なのに、何が違うんでしょうか。

また「WBC」は、各国メジャー選手が出場してるんですけど…。

「プレミア12」ではメジャーがあまりいないですよね。

一体、理由は何なんでしょうか。

今回は、そんな「プレミア12」と「WBC」の違いについてまとめていきます。

「プレミア12」とは?

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「プレミア12」の正式名称は、WBSCプレミア12といい、世界野球ソフトボール連盟が主催する4年に1度開催の野球代表戦による国際大会です。

WBSCは世界野球ソフトボール連盟の略称です。

WBSCプレミア12の参加国は、WBSCが選出した12ヵ国・地域が参加します。

まだ歴史は浅いですが、プレミア12が開催されるきっかけとなったのは国際野球連盟(IBAF)の運営費不足から始まり…。

2008年の北京五輪を最後に五輪から野球が除外されたため、国際オリンピック委員会(IOC)から補助金がなくなり、IBAFがメジャーリーグベースボール(MLB)から援助を受けることになりました。

MLBから援助を受ける代わりに、IBAFが主催する主な国際大会の廃止と再編成が条件となり、IBAF主催のトップレベルのプレミア12が新たに開催されることになりました。

IBAFワールドカップやIBAFインターコンチネンタルカップなどは廃止になりました。

「WBC」とは?

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「WBC」はワールド・ベースボール・クラシックの略称で、メジャーリーグベースボール(MLB)機構とMLB選手会によって立ち上げられたワールド・ベースボール・クラシック・インク(WBCI)が主催する野球の世界一決定戦です。

もともとはMLBの国際化により、アメリカ以外の国籍のMLB選手が活躍するようになり、2000年始め頃から世界進出を目指し、MLBの拡大と野球マーケットの拡大及び収益の増大を見込んでいたことから国際大会を開催することにしたようです。

日本は当初、MLBが一方的に開催と宣言したり利益配分に対しての反発からWBCに参加しないとしてました。

ですがMLB機構からのさまざまな警告(というか脅し?)を受けて、最終的には参加することになりました。

2006年に第1回大会が開催され、参加国を招待制から予選方式にするなど細かい変更がありましたが、2017年に第3回大会が開催されアメリカが優勝しています。

第1回から第4回までWBCの決勝戦は全てアメリカで行われていて、MLBが主導権を握っているのがわかりますね。

「プレミア12」と「WBC」の違いのまとめ

「プレミア12」と「WBC」の違いのまとめていきます。

「プレミア12」と「WBC」は主催している機構が違うことが最大の違いです。

どちらの野球の世界大会なのですが、アメリカのメジャーリーグ(MLB)関係機構のWBCIが主催するWBCと、WBSCが主催するプレミア12という形になります。

ルールも少し違っていて、プレミア12は球数制限がなく、同点の場合は10回からタイブレーク方式となります。

WBCは球数制限があり、同点の場合は12回からタイブレーク方式となります。

開催時期もプレミア12は11月のシーズン終了後で、メジャーリーガーはシーズンが終わって休養期間に入っている選手が多そうです。

中南米ではウインターリーグの最中で球団によっては選手の派遣を断られそうです

WBCの開催時期はシーズンが始まる前の春に行われます。

アメリカは野球を始めバスケットボールやアメフトなど、1年間通して盛り上がるスポーツが多く、開催時期が重なってしまうと集客に影響が出てしまうことも大きいようです。

同じ野球の世界大会ではありますが、微妙にルールや参加資格などの違いもあり見る側も混乱することもありそうですね。

「プレミア12」にメジャー選手がいない理由は?

プレミア12は当初、プロ主体の大会としメジャーリーグ所属の選手も出場出来るように交渉してきていると言われていました。

ですが、MLB機構がメジャー契約の選手はプレミア12に派遣しないと発表したそうです。

派遣しない理由は、オフシーズンにメジャー選手は怪我の心配コンディションの影響を考えて、出場させないというのがMLB機構の考えのようです。

もともとプレミア12は五輪の代わりの大会といった側面もあり、代表チームへの出場資格も「五輪憲章に基づいたルール」になっています。

IOCからの補助金がなくなって、MLB機構から援助を受けている現状のプレミア12を主催しているWBSCからしてみるとMLB機構の決定は絶対なのでしょうね。

野球ファンとしては2年に1回、世界大会が開催されるのであれば、どちらも最高峰の試合が見たいと思うものですが…。

興業収入や利益配分など野球界はいろいろと難しいことが多いようです(苦笑)

今後、プレミア12にメジャー選手が出場するようになるには、いろいろとハードルが高そうですね…。

「プレミア12」より「WBC」のほうが本気?

大リーガーと呼ばれるアメリカのメジャーリーガーが出場するWBCと出場しないプレミア12を比べると…。

アメリカに関してはWBCの方が本気と言ってよいと思います。

おそらくWBCを主催しているWBCIにしてみると、プレミア12はあくまでも五輪の延長の大会で真の世界一を決める大会はWBCという考え方なのだと思います。

どちらの大会もプロアマ問わず出場資格はあります。

ですがWBC機構がプレミア12へメジャー選手を派遣しないことを決定している段階で、野球ファンからするとアメリカが本気を出す大会はWBCと考えるのは自然なことですよね。

大会の利益配分の詳細がプレミア12はWBSCが決定するのに対して、WBCは自分たちの機構といって差支えのないWBCIが決定権を持ってますしね。

プロモーションの仕方も違ったりするでしょうし、本気度というとやはりWBCの方が上と考えて間違いないと思います。

「プレミア12」と「WBC」の歴代王者一覧

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最後に「プレミア12」と「WBC」の歴代王者一覧を記載していきます。

まず、開催回数が多い「WBC」は2006年の第1回大会は日本が優勝しています!

決勝戦の相手はキューバでした。

2009年の第2回大会でも優勝は日本で2連覇しています。

決勝戦は韓国と対戦しました。

2013年の第3回大会ではドミニカ共和国が優勝しています。

決勝戦はプエルトリコとで日本はベスト4でした。

2017年の第4回大会でやっと(?)アメリカが優勝します。

決勝戦はプエルトリコでした。

この大会でも日本はベスト4でした。

第1回大会から第4回大会まで、すべてベスト4に進出している国は日本だけです!

プレミア12は、2015年に第1回大会が行われ優勝は韓国で、決勝戦の相手はアメリカでした。

日本は3位決定戦でメキシコに勝ち第3位でした。

今回は、野球の世界大会「プレミア12」と「WBC」の違いをまとめました。

「プレミア12」にメジャー選手がいない理由は、どうやらMLBの意向と「プレミア12」の成り立ちが大きく関係してるみたいですね。メジャー選手がいない「プレミア12」は寂しく感じますが、これから「WBC」並の人気な大会になってほしいですね!