世界を賑わせてるアーティストのバンクシー。

そのバンクシーの絵のなかで人気なのが「ネズミ」と「傘」。そして「少女」と「風船」の絵ですよね。

風刺画として有名なバンクシーですが、これらの絵やモチーフにはどんな意味が込められてるんでしょうか。

今回は、そんなバンクシーの絵についてまとめていきます。

バンクシーとは?

そもそもバンクシーとは、どのような存在なんでしょうか。

バンクシーはロンドンを中心に活動している覆面芸術家のことです。

バンクシーが覆面芸術家と呼ばれているのは、本名やプロフィールを一切公表しておらず、世界各地でゲリラ的に活動しているからです。

芸術家がゲリラ的?と思われるかもしれませんが…。

バンクシーは街中の壁にステンシルと言われる壁紙を使って、政治的メッセージの強い作品を描くことが多いからです。

よく街の壁にスプレーで落書きされているのを見たことはありませんか?

大雑把に言うとそれの芸術作品版になります。

実際バンクシーの作品と知らずに行政当局の判断で清掃時に消されてしまうこともあるようです。

日本ではスプレーで落書きとされる行為が世界では「グラフティ」と呼ばれグラフティを描くライターたちの暗黙の了解として公共施設・交通機関・巨大な建物を対象にするというものがあるそうです。

日本のスプレーの落書きはやはり芸術ではないようです(苦笑) 

バンクシーが主に活動しているイギリスのロンドンは、ストリートアートにある程度寛容なのだそうです。

地域の活動しやすさのベースがありバンクシーが世に認められるようになったのかもしれないですね。

バンクシーとはロンドンを中心に活動している覆面芸術家の名前です。

バンクシーの正体は謎のまま…

バンクシーの正体は謎のまま…なのです。

バンクシーは自分のプロフィールを公表していないので正体もわかっていません。

なぜバンクシーは身元を明らかにしていないのかと言うと、一説にはストリートアートとはいえ落書きは犯罪だからではないかと言われています。

また大作を短時間で描き上げることからバンクシーは複数人のアーティストではないかという説もあります。

2008年に「メール・オン・サンデー」が調査した結果、パブリックスクールのブリストル大聖堂公立学校の元生徒のロビン・ガニンガムではないかと言われています。

元校友や同僚の話やバンクシーの作品が発見された場所から研究され、2016年にはバンクシーの作品の発生率とロビン・ガニンガムの動きが相関していることが確証されています。

大々的に研究されているのですね。

ロンドンのナショナル・ポートレート・ギャラリーには覆面姿のバンクシーのポートレートが収蔵されているそうです。

作品は認められているものの作家であるバンクシーの正体は謎のまま…です。

バンクシーの絵「ネズミ」と「傘」の意味とは?

バンクシーの絵「ネズミ」と「傘」は何を意味してるのでしょうか。

東京都の日の出ふ頭最寄り駅「日の出駅」の防潮扉にバンクシーの作品と思われる「傘をさしたネズミ」の絵が発見され話題になっています。

2010年に公開されたバンクシー初監督作品のフィルム「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」にこの絵を酷使した作品が公開されているので本物ではないか?と言われています。

アメリカのバンクシーを紹介している記事にもこの絵が「バンクシーのネズミ 東京バンクシー提供」とあることから信ぴょう性は高いと思います。

ちょうど2002年ころバンクシーが日本のブランドのTシャツをデザインしたこともあり日本に来ていた可能性が高いことも本物である可能性をあげています。

すでにあちこちで検証されていて、バンクシーの公式サイトに掲載されている作品を絵の向きを変えて重ねた結果ぴったりと重なったなどの報告もあります。

バンクシーの作品にはメッセージが込められていることからネットでは様々な意見が見つかりました。

基本バンクシーは社会風刺を絵や描く場所に込めることで有名です。

ネズミは「彼らは許可なく存在し、嫌われ捕獲される。迫害されてゴミの中で静かに必死に生きている」と画集で話しています。

描かれた場所が埋め立て地の防潮扉ということからも「本来の生活場所を追われ人間の快適さのためにまた旅をしなければならない」という人間の環境破壊に対するメッセージが込められているのではないかな?と個人的に思いました。

バンクシーの絵「少女」と「風船」の意味とは?

バンクシーの絵「少女」と「風船」は何を意味してるのでしょうか。

千葉県九十九里浜町の防波護岸にバンクシーの有名な作品の1つである「風船と少女」が描かれているのではないかな?と話題になっています。

バンクシーの「風船と少女」は2002年に初めて描かれて以降、様々なモチーフに使われています。

2005年にはイスラエル西海岸地区の分離壁、2014年にはシリア紛争が3年を迎えシリア内戦に対する反戦キャンペーン、2017年にはイギリス普通選挙、2018年にはロンドン・サザビーズオークションでのシュレッダー事件は世間を驚かせましたね。

2014年の反戦キャンペーンでは「赤い風船に手を伸ばす少女は希望の象徴」として、風船は少女を空高く持ち上げ焼け焦げた建物や銃弾の跡が残る壁などから少女を連れ去るという説明がされています。

風船は「希望」や「自由の象徴」で少女はその場にいる子どもや人を表しているのではないかと思います。

バンクシーの絵「少女」と「風船」の意味を個人的に考えてみました。

バンクシーの絵の最高額は?

バンクシーの絵の最高額はいくらくらいなのでしょうか。

バンクシーの絵が注目されるようになったのは、2006年9月にロンドンの産業倉庫で開催された「かろうじて合法」という個展からと言われています。

3日間開催された個展がアメリカでも話題になり、芸術関係者も注目しはじめオークションでも急激に落札価格が高騰しはじめたそうです。

2006年のオークションにて50400ポンドで売買されたのをはじめ、2018年にはロンドン・サザビーズのオークションで「風船と少女」が104万2000ポンド(約1億5000円)で落札されました。

バンクシー作品では過去最高額となったそうです。

ところがこの作品はオークション終了直後にアラーム音とともに自動的に裁断されてしまいオークションに参加していた人や関係者は騒然となりました。

バンクシー本人が仕掛けたシュレッダーであると公表され作品名が「愛はごみ箱の中に」に改題されました。

なんというか…芸術家の考えていることはわからないですね(笑)

この騒動によって落札金額よりはるかに価値が出るのではないかと言われています。

バンクシーの絵の最高額は104万2000ポンド(約1億5000円)です。

バンクシーが評価される理由とは?

バンクシーが評価される理由とは何なんでしょうか。

バンクシーが評価される理由を調べてみると様々な意見がありました。

地方自治体がバンクシーを認めている理由として「観光スポットにバンクシーのオリジナル作品があれば1つの観光資源として多くの利益をもたらしてくれるから」と話しているそうです。

元々バンクシーが描く政治的メッセージの大半は反戦・反体制・反資本主義ですが、描くモチーフにユーモラスなイメージを持たせることがあります。

さらに世界の貧困問題に注意を向けることを意図した個展が話題になりました。

有名俳優がバンクシーの作品に高額を支払ったことも影響があるのかもしれません。

同じグラフィティアーチストの中には「お金が絡んでくると状況が変わる」と話している人もいますし、バンクシーの作品には慈愛があるから寄付を狙っている地方自治体もあるのではないかと言われています。

世界的に有名になったが故にいろいろな意見があるようですね。

芸術に価値があるかどうかというのはそれぞれの価値観によるところが大きいでしょうから、バンクシーが評価される理由もいろいろな観点から見ての評価ということになるのだと思います。

今回は、バンクシーについて記載しました。

バンクシーの絵「ねずみ」と「傘」。「少女」と「風船」の意味には、「風刺×ユーモア」が巧みに交じってるんですね。これからも出没する可能性が高いですが、これからバンクシーが存在を世に出すのか、出さずにいくのか、個人的にはその生き様にも注目したいですね。